ネィティブインディアンの言葉 365日サンクスギビングデー
カリフォルニアの北、シャスタに引っ越して来て2日目。
シャスタ山へのご挨拶から帰って来た時に、お家のパーキングでネィティブインディアンのロンに会いました。
私がネィティブインディアンと表現するのは、彼が自分の事を
「I am Indian.」
と表現したからです。
これまで私は、ネィティブの人達の事を、ネィティブアメリカンと表現していました。
でも、実際にはネィティブの人たちは、アメリカという国が建国される前から、この広大な土地に暮らして来たのだから、アメリカンと表現するよりインディアンと言う方が適切なんだなぁと感じました。
プラス、ロンのシンプルな言葉の中には、彼自身が自分のルーツをすごく大切にしていて、ネィティブインディアンとしての自分にプライドを持っているのを感じたからです。
それを大切にしたいなぁと思いました。
ちなみに、ここシャスタは、古くシャスタ族が暮らしていたエリアで、その部族の名前が土地の名前として使われるようになったとも言われています。
ちなみにロンもシャスタ族だそうです。
いろいろ話をしていると、
「日本人にとって大切な日はいつ?」
と、聞かれました。
これ、異文化の人と会話をすると必ず出てくる、あるある。
日本の文化を説明する会話。
不思議なもので、こういう会話を通して、改めて自分の生まれ育った日本という国の歴史や文化を改めて知ったり、感じたりするんですよね〜。
お正月かなぁと思って、お正月の説明をして、
「アメリカ人にとってのサンクスギビングデーみたいなものだよ。」
と言うと
「インディアンにとっては、毎日がサンクスギビングデーだ!!」
と、彼は言いました。
どういう意味かというと、1年365日の中のある特定の1日だけが特別なのではないという事。
毎日、この1日を生きる機会を与えてもらった事、それに感謝する。
だから、毎日がサンクスギビングデーなんだそうです。
なんかね、当たり前の事なんだけど、私たちが忘れがちな事、なかなかわかっていても意識して生活できない事、それをさらっと言われて
あ、この人すごいな〜
と、素直に思いました。
だって、言葉にして、なんのてらいもなく人に伝える事が出来るって、本当にそれを自分のハートの中心に置いて、信じて生きていないと出来ないと思うのです。
迷いなく、信じて生きれるって、かっこいいなぁ
とも思いました。
と、同時に、もっと、このシャスタという土地や、この地と共に何千年も前から生きて来たネィティブインディアンの歴史や文化、考え方をもっと深く、しっかりと知って行きたいなぁと感じました。
マウントシャスタ、とてもパワフルで面白い場所です🏔✨